学校で没収されないたったひとつの冴えたやりかた


というわけで、
「ゲーム電卓 ぷよぷよ」です。
販売時期 : 1995年頃
発売元 : 株式会社バンダイ
価格 : 3,980円(税別)
最早説明不要の国民的落ちゲー「ぷよぷよ」、
そちらのキャラクターを使用したゲームもできる電卓ですね。
雪がとけて川になって流れて行きましたらね、
特にしばらくは予定もありませんから、
ボチボチと駄文のお時間の再開です。
さぁて、我が青春時代の90年代グッズですねぇ。
当時はスーファミ版「ぷよぷよ通」にハマっておりまして、
「ぷよぷよ」グッズを集めておりました。
ただ、そこはお子様、お金がなったので、
食玩みたいなプラスック製のぷよぷよグッズで歯ぎしりしながら我慢しつつ、
ゲームの説明書の後ろの方に載っていた「ぷよまん」に憧れつつ、
早く大人になれることを夢見て過ごしていました。
で、ふとそんなことを思い出す機会がありまして、
某密林さんに新品でお安くありましたので
今回の駄文書きの対象となりました。
しっかし、『電卓』と銘打ってはいますが・・・・・・、
どうみても「電子ゲーム」ですね、本当にありがとうございます。
うん、これは学校に持っていっても言い訳できないレベルですね。

これでは「バトルえんぴつ」などの文房具玩具と合わせて、
「スクールライフを楽しくしよう!愛のブングー大作戦」がッ!?
・・・って、まあ、もう学校行くような年でもないですね。
行っても、夜の墓場で運動会するよな学校くらいでしょうか。
閑話休題。
とまあ、憧れの「ぷよぷよ」マスターになりたいな、ならなくちゃ、
絶対なってやるーという気持ちを持ちつつ、
こちらの「ぷよぷよ」グッズを見ていきましょうか。
まずは、内容物の確認からをば。

内容物は、
「ゲーム電卓」本体と取扱説明書の2点です。
電源系玩具は内容物が少なくて楽ですねぇ。
取扱説明書は本体の紹介と合わせて出していきますので、
本体を見ていきまっしょい!!

これが「ゲーム電卓」本体です。
全体的に「ぷよ」のような丸みを帯びたデザインで可愛いですね。

しかし、その丸みから、裏面が地面と完全に接するすることができず、
電卓としては安定性に欠けます。
まあ、手に持つ時はその丸みが心地良いんですけども・・・。
やはり、「ゲーム」に重きを置いとりゃしやせんすかね?

裏には、スピーカーと電池ケースの蓋がありますね。
ふむ、このスピーカの位置のために裏面が完全に接して無いんでしょうかね。

電池ケースのフタはスライド式で、
電源は単三電池2本です。
やはり電池を入れると重くなりますね。
今の携帯やipodの軽さを鑑みるに、電池の進化ってスッゲー。

あと、側面には電源スイッチとサウンドオン・オフのスイッチがあります。
うん、もはや電卓のスイッチじゃねぇですね。
最後に、アレを見ておきましょうか。
そう、画面ですね。
電卓なのですから、
計算結果を知るための何らかの表示画面が必要なんですよね。
でも、今見てきた感じだと見当たりません・・・さて、ドコに?
まあ、茶番ですね。
薄々わかっているとは思いますけど、

この丸っこい青ぷよのトコロです。



上に、本体に対して垂直になるまで開きます。
ホントに申し訳ない程度の画面ですね。
もう何も言うまいよ。
さて、本体も見物が終わりましたし、
玩具スキーヤーとしてのお仕事でもしていきましょうかねぇ。
ではでは、電源スイッチ、オンッっと。

いきなり「ファイアーッ!!」という音声を発し、
ボタンのランプがピカピカ光り出しましたね。
この時に中央の4×4のぷよボタンを押しても、
うんともすんともいいません。
右側にある青いぷよボタンを押すと反応しますね。
その際「ばたんきゅーっ」という音声を発します・・・何故に?
で、そっからそのボタンを押す度に、
モードが切り替わります。
その切り替わるモードというのが、
3つのゲームモードと電卓モードです。
まあ、1つ1つ見ていきましょうか。


1つ目のゲームモードは、
「とことんぷよ」です。
落ちゲー「ぷよぷよ」とほぼ同じ遊びができます。
ちょいと違うのは「色が3色」で、
「ぷよが3つ」で消えてしまう点ですかね。

4×4の小っさいプレイステージで遊べるもんかね?と思っていましたが、
なかなかどうしてがっつり遊べました。

ちゃんと2連鎖すると「ファイアーッ!!」と発します。
3連鎖は・・・したことがないのでどうなるかはわかりません。
失敗すれば「ばたんきゅーっ」っと言います。
うん、どうやらセリフ音声は2種類しかないような気がしますね。
ただ、やはり小さい画面の関係上、
単調な積み上げ方しかできないので飽きやすい・・・ですかね。
んー、これだけで売り出すには弱いですからねぇ、
他のゲームモードや電卓機能があるんでしょうか。


さて、お次は2つ目のゲームモード「たたいてぷよ」をば。
まあ、モグラたたきゲームですね。
ボタンが光りますので、その光っているうちにボタンを押すというゲームです。
ただし押すと得点がマイナスなる色がありますのでご注意を。
うん、一番面白いゲームです。
光っている時間、難易度が高いと結構速く消えるんですよ。
なので、本気でやらないと得点が稼げないんです。
故に、マジになりますし、マジで遊べます。
しっかし、これ「ぷよぷよ」である必要って・・・・・・考えたら負けだっ!!


ゲームモード最後の3つ目は「あわせてぷよ」です。
まあ、真剣衰弱遊びですわ。
色は3色なのでヌルいかと思いきや、
おじゃまぷよという減点&手番の移動という運要素もありますので、
遊びとしてはそれなりに面白いかと。
あと、1人だけでなく2人でも遊べる唯一のモードです。
まあ、2人してこんなモノで遊んでくれる人がいるかどうかは別ですが・・・。



最後はお待ちかねの電卓モード「けいさんぷよ」です。
まあ、普通の電卓機能です。
サウンドがオンの場合、
「=」を押すと「ファイアーッ」と発し、
その他のボタンを押す度にぷよが消える音を発します。
うん、正直五月蠅いですね。
なので、電卓を使うときは音声カットがよろしいやも。

「ゲーム電卓 ぷよぷよ」でした。
メインであるはずの「ぷよぷよ」遊びが一番アレだなぁという感じでしたが、
その他のゲームや電卓機能があり、またデザインが可愛らしく小物やインテリアにもできると、
90年代玩具特有の冒険心が垣間見えるモノでした。
ただ、やっぱり思うのは、この時期の電子ゲームはお値段がお高いッ!!ですね。
「スーパー電子手帳」とか1万円超えるものがゴロゴロありましたよ。
しっかし、その値段に見合う魅力が溢れてもいました。
なので、こうやって長年の夢とかこつけて、
ゲットしてしまうんじゃなかろうかと。
今の子らは、10年後、20年後、
同じような思いを抱いてくれるんでしょうかねぇ、
とかナントカ思う今日この頃でした。