風車は左

というわけで、
「なつかしシリーズ ことことこっとん 水車小屋」です。
製造:ヨネ(米屋玩具)
販売時期:70~80年代くらい
定価:不明
手巻きゼンマイ仕掛けのブリキ玩具になります。
随分と前、なんとなくブリキ玩具が欲しかった頃に買いました。
おそらくまあ・・・インテリぶりたかったんでしょうね。
ただ、今の今まで持て余していたので、
その目論見は見事にはずれてしまっていますなぁ、と。
そんな黒歴史な一品ではありますが、
最近また引っ張ってきて遊んでみると妙に面白かったので、
ちょいとここらでご紹介をば。
ではまずは、外箱で気になるところから。

おわかりいただけただろうか。
何か、妙な雰囲気ありますよね。

そうッ、箱の上下の大きさがしっくりというか、
揃っていないんですよね。
なので、閉めた時に差が出て違和感があるんですよ。
んー、今どきの玩具の箱ではありませんよね、こんなの。
箱を開けやすいという利点はありますが、強度に難ありですからね。
(保管や保存が主流っスからね)

ちなみに、玩具は下の箱いっぱいに入ってますので、
しっくりくるには上の箱を大きくするべきですね、どうでもいいですが。
さて、中身を見ていきましょうか。




見事にデフォルメされた水車小屋がおひとつ。可愛いらしいですなぁ。
どの角度から見ても世界観が崩れることがないのも素晴らしいです。
ただ、ブリキ玩具といいつつプラパーツもふんだんに使われているところはご愛嬌、と。
では、ちょいと遊んでいきましょうか。

まずは、動力となる「ゼンマイ」を巻きます。
するとその動力をもとに様々な個所が動きます。
それぞれを見ていきましょうか。


最初は、小屋の正面横で微笑んで切る「牛」くんです。
牛くんは、動力により首と尻尾が左右にゆらゆらと動きます。
滑らかな動きではなくゼンマイ玩具特有のカクカクとした動きです。
でも、それが逆に不規則で生物の動きっぽくて好きですねぇ。
ちなみに、頭と尻尾は同じ方向に動きます。
これはちょいと違えてほしかったですかね。

お次は「杵」です。
2本ある杵が交互に上下に臼を突きます。
水車小屋って、
水車の動力を使って何かを動かすということが目的らしいので、
この杵のギミックは水車小屋に合ってますね。
で、この杵が臼を突くときに音が好きなんですよ。
仕掛けはよくわからないんですが、
絶妙な力加減によりぶつかり合うパーツの音が小気味良いです、癒されます。
玩具界の鹿威しやでホンマ。

最後はメインの「水車」です。
もちろんギミックは大きく回転する・・・だけです。
でも、それが良いッ!
その動きを見るだけで癒されます、たまらんです。

「なつかしシリーズ ことことこっとん 水車小屋」でした。
手巻きゼンマイ仕掛けのブリキ玩具というと、
動きの多いイメージがありましたが、
こういう1つにまとまった作品もあるんですね。
遊びという点での面白さは少ないですが、
ギミックの不思議さやワクワク感を味わえる良い玩具だと思います。
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